片付けが苦手な人はADHDなの!?
みなさんは「どうして私はこんなに片付けが苦手なんだろう…もしかして発達障害じゃないのかしら」と思ったことはありませんか?
実は発達障害のひとつ、ADHD(注意欠陥多動性障害)の方たちの中には、片付けがものすごく苦手だという方がいらっしゃるのです。
そのため「自分は部屋を片付けられないのでADHDに違いない」と思っている方は少なからずいらっしゃるはず。よっしーも自分がそうかもしれないと思ったことがありました。
仮にADHDが原因で部屋が片付けられない状態であれば、きっと日常生活で他にもいろいろなことに困っているはずです。
その場合は適切な診断をしてくれる医師に診察してもらい、場合によっては薬を服用したり周囲にサポートしてもらうことで生き辛さを軽減することが出来ると思います。
でも、片付けられない=ADHDだとすぐに決めてしまうのはちょっとどうなのかしら…と思うんですよね。
ADHDというのはどういう発達障害でしょうか?
ADHD(注意欠陥多動性障害)は多くの場合6歳までに症状が現れ、子供の約20人にひとりと比較的よく見られる発達障害だそうです。
男の子に多く、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状のうちどれか、あるいは複数の症状があります。
不注意とは、テストや仕事であまりにもうっかりミスが多かったり、しょっちゅう忘れ物をしたりすることです。多動性は、子供の場合は落ち着いて座っていられずに走り回ったりして、大人は貧乏ゆすりをしたり、何となくソワソワ落ち着きません。
衝動性というのは、思ったことをはっきり言ってしまったり、相手が話し終わる前に返事をしてしまったり、洋服や本などをパッと衝動買いしてしまいます。
ただ、このような症状は多かれ少なかれ誰にでも見られることはありますよね?このような症状が少しでもあればADHDというわけではありません。
このような症状に悩んでおり、日常生活に支障が出ている場合のみ医師の慎重な判断で診断がされるのです。それほど困っているわけでなければ診断はつきません。
誰でも多少はそのような特性を持っているのではないか
ADHDや自閉症など、発達障害の方が持つというこだわりは誰にでも多少はあるものではないでしょうか。
だから「私は片付けが苦手だからADHDかも…」と思っても実はそうではなく、ちょっとそういう特性を持っているだけかもしれませんよ。はっきり黒か白かで区別できるものではないのかも。
「片付けられない=ADHD」というわけではなく、正確には「片付けられない方の中にADHDや少しその傾向がある方も含まれている」と言ったほうがいいかも。
本当にADHDかもしれない方はもちろん病院でアドバイスをもらったらいいと思いますけど、そうでなければ「自分はこういうことが苦手なので、こうしよう」と対策を立てることが大事だと思います。
片付けをしようとしても、どこからまず手をつけたらいいのかわからない…という場合は、まず優先的にやらなくてはいけないことから順番に書き出してみましょう。
テレビを見ながらだとついそっちに気を取られてしまうという方は、テレビを消して片付けましょう。自分ひとりでできなければ、子供やご主人に手伝ってもらうのもいいでしょう。
ADHDの傾向があるかも?と思う方が出来ること
日本ではあまり知られていないと思いますけど、アメリカではADHDの症状を緩和するために役立つとされているサプリメントはいろいろあるそうです。体調を見ながら試してみても良いかもしれませんね。
また、ADHDの傾向があるのなら、子供の時からずっとその症状が出ているのが普通です。大人になってから初めてそのような症状が出たのであれば、ADHDではない可能性があります。
自分ではなかなか判断が出来ない場合は、やはり専門の医師に相談するのがベストだと思います。自分ひとりで抱え込まないで、解決策が見つかるといいですね。